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◇第1回◇ 老舗の矜持
1926年(大正15年)、パリスは、初代齊田吉朗が銀座の婦人子供服店「パリス」より独立して創業。
  敗戦、復興、高度成長と激動の時代を経て現在に至るまで、私共は常に「より良い教育環境とより高い教育成果のために」をモットーに、 高品質な製品ときめ細やかなサービスをご提供してまいりました。
  新しい世紀を迎えた今、人々の価値観はますます多様化し、学校制服に対する意識も大きく変わりつつあります。 しかしこの変化の時代に在ってこそ、本質とは何かを探究し、真に必要なものを見究めることが肝要と心得ます。
  そして「建学の精神と伝統を大切にする」という確固たる企業理念のもと、 永年積み重ねた経験を持つ制服のスペシャリストである私共だからこそ、成し得るものがあると確信しております。 私共にとっての進化とは、常に真価を問いながらの着実な歩み。 生徒、保護者、学校の皆様方の声に耳を傾け、ご納得いただける品質と真心のサービスをご提供するために、 私共はさらなる研鑽の歴史を積み重ねてまいります。
 
◇第2回◇ <愛着のリレー>
 
数年前、ある私立女子中学で新入生の制服のご注文を承っていたときのことです。
ひとりの生徒さんに付き添って、お母様、お祖母様が一緒に来られました。
伺えば、親子三代にわたって、この同じ学校にご入学されるということ。
そして、私共を驚かせたのは、新しい制服のご注文とともに、お祖母様が在学時お召しになっていたセーラー服をご持参になられ、お孫さんに合うようにお直しのご依頼を頂いたことでした。
そのセーラー服とは、もちろん当時、私共で作らせて頂いたものです。
私共は、自分たちが作った制服を数十年のあいだ大切に持っていて下さったこと、そして、今度はお孫さんに着せてあげたいというお気持ちにふれ、学校制服に携わるものとしてこれほど嬉しいことはなく、感謝をこめて承らせて頂きました。
このように、お客様が二代、三代と同じ学校に入学され、同じ制服に袖を通される喜びに立ち会うことができたこと。
それはひとえに、私共が永年に渡り、学校様の信頼を得て制服をご提供させて頂いてきたからこそと、あらためて自分の仕事を誇りに思い、責任の重さを感じた春の一日となりました。
 
◇第3回◇ <美しいラインで>
セーラー服のポイントになっている、えりを縁取るライン。
学校によって少しずつ違うセーラー服のラインは、 ネクタイと並んで個性を主張する大切なアイテムです。 けれども、えり元にあることもあり、汚れが目立ちやすい部分でもあります。
毎日お召しになる制服ですから、何年か経つうちに汚れてきてしまうのも致し方ないことですが、 やはり清潔感と清楚さが制服の命。できれば、いつまでも新品のように美しく着たいものですね。
「私のセーラー服、何かくたびれてる…」と感じ始めたら、ちょっとラインを見てください。 ひょっとして、汚れているのはラインだけではありませんか。
そんなときは、ラインのお取替えをしてみましょう。
美しいラインがくっきりと浮かび上がれば、セーラー服はまるで新品のように生まれ変わります。
パリスでは、お買い上げいただいたセーラー服をいつまでもきれいにお召しいただくために、 ラインのお取替えも承っております。
自社生産にこだわり、高度な縫製技術を持ったエキスパートたちを社内に擁する、 パリスならではのアフターケアの一つです。
 
◇第4回◇ <諦めないで!>
スカートのプリーツにキズをつけてしまったことはありますか。カギ裂きを付けてしまったり、カバンで擦り切れてしまったり、薬品で穴をあけてしまったり。つぎ当てをするわけにもいかないし、残念だけれども買い替えなくてはならないかしら。まだ新しいのに……
いいえ、諦めないで下さい。プリーツスカートならではの修理方法があります。プリーツ1本単位でお取替えを致します。プリーツの陰になっている部分からお取替えするので、表面からは全くわかりません。キズが大きくなって隣のプリーツに広がる前にお早めにご持参下さい。紺サージのスカートはもちろん、チェックスカートも同様に修理できます。
学校生活3年間という限られた時間しかお召し頂けないのが学生服。短い期間だからこそ、記憶に残るものとして綺麗にお召し頂きたいと考えております。
その他にもファスナーやスカートポケットのお取替え等、各種修理を承っております。
また、ご成長に応じたスカートの丈出しやウエスト出しなど、無料で承る修理もございます。お気軽にご相談下さい。
<<株式会社パリス>> 〒170-0002 東京都豊島区巣鴨3丁目30番9号 TEL:03-3918-2370 FAX:03-3918-2581